サダコは、廊下に出た。 「先生、校長に言いませんからやめてください。」 なんとか生徒指導の先生を止めた。 涼、探しに行かないと・・・。 廊下に出て歩く。 屋上に行く階段の踊り場に、縮こまる女を見つけた。 「涼・・・?」 声をかけたら、涼はでかい目を俺に見せた。 溢れそうな涙がたまっていた。 「先生・・・」 「大丈夫だったか?」 俺が聞くと、浅く頷くサダコ。