「紅に何してんだよ!」




「それは壱には関係ないだろ、それより・・・・」




孝が笑って近づいてきた。




「邪魔もいなくなったし、また前のみたいに4人仲良くしようぜ・・・・?」




邪魔って・・・・涼のことか・・・?




・・・・・。




俺は孝を睨む。




「怖っ」




孝はクスクスと笑いながら言う。



俺は孝をおいて教室から出た。




涼を探さないと・・・・・。




放課後の学校から出ると、誰かに抱き着かれた。




「壱!」




・・・・ルナ!!!?




香水の香りが鼻にかかる。




「離せ・・・・」




「嫌、壱・・・・あの女探しに行くつもりでしょ?」