次の日。




学校に行ってやっとわかった。




涼がいない。




孝を呼び出した。




「涼をどこにやった!!?」




「さぁ、しらない」




笑いながら話す孝。




孝に聞いてもはかない。




よく考えれば、涼に行く場所なんてない。




俺はこのことに気がつかなかった・・・・?




ばか・・・・。




俺は紅に電話をかける。




・・・でない。




でない。




ぷっ・・・・。




繋がった・・・・!?




「『残念でした、』」




電話に出たのは目の前にいる孝。




「お前・・・・、なんで・・・・」




孝は携帯を切ってから笑う。




「だって俺は紅が好きだから」