袖は指を隠すようにしてある。




「お前、どうした?なんかあったか??」




聞いても、涼は首を横に降るだけ。




「なぁ?なんか怖いのか?」




そう聞いたら、涼はさっきより強く首を横に降った。




・・・あやしい・・・。




何回もしつこく聞いていたら、




涼の目には涙が浮かんできた。




泣かれるの困る!!!




「わかった、もう聞かないから、元気だせ?ほら、飴玉やるから・・・」




こんな子供みたいな扱いしたら、怒るか・・・?




サダコは、目を輝かせて飴玉を受けとった。




・・・・ガキか?




・・・・コイツ・・・。




「先生・・・・ぁりがとうございます・・・」