「あれぇ~? ふたりは彼氏と遊ばなくていいのぉ~?」
ニンマリと笑いながら、あたしとあーちゃんを見つめる。
「でも、あたし湊斗と約束してないわ」
「えぇ~!? 穂香は?」
「あ、あたしもしてないけど……」
「なぁんだ。残念ねぇ」
愛チャンは、軽いため息をついて、またベッドに寝転んだ。
なんで愛チャン、そんなこと聞いたんだろう……?
あたしとあーちゃんが行っちゃうと、愛チャンは1人になっちゃうのに……。
あたし達に気を使ってくれたのかなぁ……?
それとも……
「じゃあ、取りあえず、温水プールに向か……」
ーーガチャッ
あーちゃんがそう言いかけた時、ふと部屋のドアが開いた。
3人同時にドアの方に視線を向ける。
「……亜沙子、いる?」
開いたドアの隙間から、ひょいと瀬川クンが顔を覗かせる。
「……湊斗が来たのかしら? ちょっと行ってくるわね」
あーちゃんはニコッと笑って、立ち上がると瀬川クンの方に向かって走って行った。


