埃もかぶってるし、もうしばらく読んでいないようだ。
ライトで本を照らすけど外国語のタイトルでなんて書いてあるか分からない。
「ドイツ語だ」
楓は目を細めながら、その本を見つめる。
「幻の黄金宮の発掘調査、って書いてある」
ほぉ~。なるほど……って!
「……か、楓、ドイツ語訳せるの!?」
「まあ、少しだけ」
……(°□°;)!!!
驚いて、目が飛び出しそうだ。
すごい。すごすぎる……
あたしなんか、授業でやってる英語さえもチンプンカンプンなのに。
どこまで最強なんだ。
関心していたその時……
「ウォオオオオッ!!」
書斎の机の下から、なんとも恐ろしい悲鳴をあげて、男の人らしき人物が出てきた。
……こ、これはゆゆゆゆゆゆ、幽霊!?
チラリと幽霊の顔が見えた。
なんとも恐ろしい顔をしたおじさん。
幽霊なんて言葉じゃ、言い表せないくらいの……


