☆☆☆ 「ネコ! いい加減にしやがらねぇかっ!!」 冬我はシャワールームのドアを壊れるほどにノックしながら、中にいるネコへと怒鳴りつけた。 額に血管を浮かびあがらせ真っ赤な顔をして、さっきからずっと怒鳴り続けているのだ。 「出てきやがれってんだよ! オメェが働かなきゃ誰が働くんだ! 真っ先に餓死すんのはテメェだぞ!!」 シャワールームの壁は薄い。 冬我の声が聞こえないわけがないのだ。 しかし、ネコは完全に無視している。 朝起きて汗を流しに行ってから、もう3時間は出てこない。