「おい! おい、どうしたんだ!!」 庭に倒れ込んでいた人物にかけより、何度もゆさぶる。 もう随分長い間雨に打たれていたのだろう、体が冷え切っている。 「やっぱり……」 ネコはそう呟き、倒れている戸部奈々子の姉……現在冬我の恋人である戸部洋子を見下ろした――。