19の夏~私の愛した殺人鬼~

☆☆☆

 当時の喫茶店は、今でもその姿のまま健在していた。


 しかし、時間も遅いのですでに閉店時間を過ぎていて、オシャレな木のドアには《準備中》の看板がかけられていた。


「おい! 誰かいないのか!?」


 冬我はそう怒鳴りながら、ドアを乱暴に叩く。