19の夏~私の愛した殺人鬼~


「ねぇ、沙耶香。何だと思う?」


 栗田の声が、狭い部屋に響いている。


 沙耶香は、強く首をふった。


「わからないわ……」


 その答えに、栗田はゆっくりと立ち上がった。


 沙耶香が寝かされているベッドの下から、何かを取り出した。


「……っ!!」


 思わず、目を見開いて絶句する。