19の夏~私の愛した殺人鬼~


「え?」


「画面が、チカチカして……。その時くらいしか、心当たりはない」


 聡美は、新田を見た。


 新田は一つ頷き、「その画像の解析を頼む」と、言った。


 聡美が慌しく出て行くと、部屋の中はシンと静まり返る。


 眉間にシワを寄せたまま「ここまで来るとオルフェウスが殺人事件に関わっている可

 能性が高いな」と呟き、おちつかないように部屋の中を歩き回る。


 そんな父親の姿に、幸也はゆっくりを体を起こした。