19の夏~私の愛した殺人鬼~

☆☆☆

 一方、ネコはパソコンの電源を落とし、ある仮説を立てていた。


「金のない戸部奈々子が、どうやって携帯電話を使用していたか」


「奈々子は、午前中アルバイトをしていた」


「なんの?」


「近所の喫茶店のウエイトレスだ。その中から、月数万は俺に渡してくれていた」