19の夏~私の愛した殺人鬼~


 ハッキリとそう言いきった新田に、幸也は言葉を無くす。


「なぜわざわざ飯田昌代が殺害されたときに、飯田沙耶香の通うB・P専門学校への調査依頼を出したんだ?」


「それは、ただの偶然だ」


「幸也、お前は昔からオルフェウスを知っている。だから、ついかばおうとするんだ」


 その言葉に、幸也は軽く頭痛を覚えた。


 顔をしかめ、こめかみに指を押し当てる。