「どこにいる……」 そう呟く新田の額から、汗が流れ出た。 普段は失敗ばかりで、ドジでどうしようもない部下だけど、いなくなってしまうと困る。 あの時置いて行かなければよかった! と、やっと後悔の念が押し寄せてくる。 でも、今更そんなこ事を悔いても仕方がない。 新田は、命一杯アクセルを踏み込んだ。 「くっそぉぉぉぉぉぉ!!!!」 雨の上がらない街の中、新田は吠えた――。