☆☆☆
耳元で、むなしいコール音だけが鳴り響く。
それでも、幸也は携帯電話を切らなかった。
隣では新田がサイレンを鳴らしながらパトカーを運転している。
「出たか?」
「いいや」
この会話も、もう五回以上はした。
ずっと藤堂の携帯電話でコールしているのだが、一向に出る気配はない。
耳元で、むなしいコール音だけが鳴り響く。
それでも、幸也は携帯電話を切らなかった。
隣では新田がサイレンを鳴らしながらパトカーを運転している。
「出たか?」
「いいや」
この会話も、もう五回以上はした。
ずっと藤堂の携帯電話でコールしているのだが、一向に出る気配はない。



