19の夏~私の愛した殺人鬼~


 学校からほど近くにある割りに、先生たちの目は行き届いていない場所。


 帰りにちょっと喫茶店で一休み。なんて中学生にとってはとてもオシャレで魅力的だった。


 もちろん、限られたお小遣いの中で毎日毎日行けれるわけがない。


 行くのは月に3回か4回ほどだった。


 紺色のセーラー服に赤色のリボン。同じ紺の生地に、濃いグリーンのチェックのスカート。


 同じ制服姿の女の子たちがひしめき合った店内で、栗田はたった一人で席に座っていた。