学校からほど近くにある割りに、先生たちの目は行き届いていない場所。 帰りにちょっと喫茶店で一休み。なんて中学生にとってはとてもオシャレで魅力的だった。 もちろん、限られたお小遣いの中で毎日毎日行けれるわけがない。 行くのは月に3回か4回ほどだった。 紺色のセーラー服に赤色のリボン。同じ紺の生地に、濃いグリーンのチェックのスカート。 同じ制服姿の女の子たちがひしめき合った店内で、栗田はたった一人で席に座っていた。