19の夏~私の愛した殺人鬼~


「最悪なパターン?」


 聞き返している沙耶香を無視して、それだけ言ったネコはさっさと歩き始める。



 冬我はようやく火をつけることができたタバコに満足なのか、何も言わずにネコの後を着いていく。


「ね、最悪なパターンって?」


 仕方なく、隣に残った幸也に尋ねる。


 幸也は軽く肩をすくめて、

「知らない方がいいんじゃないか?」

 と言ったのだった……。