「あぁ?」 「鼻の下が伸びきってる」 そう言われて、慌てて鼻の下を撫でて確認する。 ネコは腕組みをして目を閉じ、 「何か良い事があったのか?」 と質問を続けた。 「……あぁ。まぁな」 その返事に、ネコは微かに口元を緩めて、微笑んだ。 言葉にしなくても『いい事』が何かのかわかる、暗黙の了解。 そんな雰囲気だった……。