ネコは我関せずと、眩しそうに目を細めながら青空を見上げている。 調子の悪い時だけ知らん顔か! ネコの猫らしい性格に心の中で毒づきながら、幸也は小さなため息を吐き出した。 その場にしゃがみこみ、紗耶香の背中を叩く。 紗耶香は鼻水をすすり上げながら、なんとか顔を上げて幸也を見た。 「わかったよ。そこまで言うなら一緒に来い」