19の夏~私の愛した殺人鬼~


 つまり、それだけの力を文字の中に持ち合わせた人物。

 ということかもしれない。


「かなり頭のいい人物なのかもしれないな」


「頭脳戦……ですか?」


 不安そうに聞き返してくる藤堂に、

「安心しろ。お前の頭には元々期待していない」


 と、新田は冷たく言い放ったのだった……。