私は胸がドキドキで、顔はカーッと熱くなり、がんばって言葉を発したものの、噛み噛みでしどろもどろだった。
でも、私が言い終わらない内に、「ごめん、急いでるから」と言って、紳君はいなくなってしまった。
「待ちなさい、紳一!」
綾乃さんが呼び止めようとしたけど、「バイトに遅れそうなんだよ」という、紳君の声が聞こえただけだった。
紳君が私に全く関心がない事は分かっていた。でも、あそこまで無視されるとは思っていなかった。
何か私、泣きそう…
でも、私が言い終わらない内に、「ごめん、急いでるから」と言って、紳君はいなくなってしまった。
「待ちなさい、紳一!」
綾乃さんが呼び止めようとしたけど、「バイトに遅れそうなんだよ」という、紳君の声が聞こえただけだった。
紳君が私に全く関心がない事は分かっていた。でも、あそこまで無視されるとは思っていなかった。
何か私、泣きそう…



