恋のMission〜年下クール男子を誘惑せよ!〜

「恵子ちゃんも、お疲れ様」

「え?」

綾乃さんを見ると、ニッコリ微笑んでいた。

「ほら、待ってるわよ」

「え?」

言われて紳君を見ると、立ち止まってこっちを振り返っていた。

やっと綾乃さんの意図に私は気付き、「お疲れ様でした」と頭を下げ、紳君の元に小走りで行った。

「おまえ、何もたもたしてんだよ?」

「だって…」

綾乃さん達を振り返ると、みんなは笑顔で手をヒラヒラさせていた。


「紳君…」

「ん?」

「おめでとう」

「サンキュー」

「新聞に載るんだね?」

「らしいな」

「なんか、紳君が遠い人になっちゃった気がするな…」

「馬鹿言うなよ。俺は何も変わらない」

「ほんとに?」

「当たり前だろ? それよりさ、忘れてないよな?」

「ん?」

「ご褒美」

「あ、ああ…」

「お、俺の部屋に来ないか?」

「でも、今日は疲れてるんでしょ?」

「全然。元気いっぱいだけど?」

「い、いいよ。行く」

ああ、とうとうロストバージンかあ…

「ところで、ご褒美って、何くれるんだ?」

「え?」


おしまい