恋のMission〜年下クール男子を誘惑せよ!〜

「杉下先輩、応援ありがとうございます!」

高山君は私の前に来て、深々とお辞儀をした。
優子は目を丸くして驚き、綾乃さんはニッコリ微笑んでいた。

「おめでとう。良かったね!」

「はい! 先輩が応援してくれたおかげです」

「いや、私は別に…。みんなが頑張ったからだよ」

小林君と田中君もやって来た。

「恵子ちゃん、俺の泳ぎはどうだった?」

「あ、田中君。すごくかっこ良かったよ」

「だろ? じゃあ、篠原から俺に乗り換えねえ?」

と言うやいなや、高山君と小林君の二人から同時に頭をポカッと叩かれた。

「痛えなあ、冗談だよ。篠原に敵うわけねえじゃん。あいつは今やスターだもんなあ」

そう言われて、インタビューを受ける紳君に目をやった。

「スターかあ…」

思わずそう呟いていた。
何だか、紳君が遠い存在になったような気がした。