恋のMission〜年下クール男子を誘惑せよ!〜

「どうぞ、座って?」

「はい」

私はリビングに通され、ソファーに浅く腰掛けた。

「アイスティーでいいかしら?」

「はい。あ、いえ、どうぞお構いなく」

「恵子ちゃんはお行儀が良いのね? 家では気兼ねしないで、リラックスしてね?」

「あ、はい」

「いきなりそんな事言っても無理よね? ごめんなさい。でも恵子ちゃんとはすぐに仲良しになれる気がするの」

「あ、ありがとうございます。わ、私もそう思います」

「そう? 嬉しいわ。じゃあ、ちょっと待っててね?」

そう言ってリビングを出て行く優子ママの後ろ姿を、私は口をポカンと開けて見ていた。