恋のMission〜年下クール男子を誘惑せよ!〜

「何だよ? 急にデカイ声出して…」

「だって…」

「くれるのは嫌か?」

「そうでもないけど…」

「どうせ可能性はほとんどないから、深刻になるなよ」

「そうなの?」

「この県には高校記録を持ってる奴がいるんだ。しかも日本記録と大差ないタイムの」

「そうなんだ…」

それではいくら紳君が頑張っても無理に決まってる。自然と私の声はトーンダウンした。

「がっかりしたか?」

紳君が意地悪そうな表情で私の顔を覗き込んだ。

「がっかりというか…」

実際どうなんだろう?
びっくりはしたけど、もしかして私、期待した?