天国への階段 ―いじめ―






「……そうやって、独りの淋しい心を守っているの?」





「……………は?」




すごい形相で麗子があたしを睨む。





「そうやって強がって、誰がをいじめて、淋しさを誤魔化すの?」





「てめえ調子のんのもいい加減にしろよっ!!!!」




殴りかかってこようとする麗子に、「お父さんとお母さんに愛してもらえなくて、淋しいんでしょうっ!?」と叫ぶ。



すると、ピタッと動きがとまった。