天国への階段 ―いじめ―






「私に気を使わなくていいのよ?」




「違うの」
 



強く優しく微笑んで、私は続けた。




「私はもうひとりじゃない。
友達がいるから、まりあがいるから、大丈夫。
まりあがいるから、戦える――」