「……海結は、海結が思ってるほど、海結を知らないよ。 海結が思ってるほど弱くない。 強くて、真っ直ぐで、優しい子だよ」 「……そんなことないよ……。 私は、そんな良い子じゃない」 「ううん。 私、もっといっぱい、海結のいいところ知ってる。 だから、これからいっぱい話そう? 海結の知らない海結を、全部全部、あたしが教えてあげる」 まりあの姿が涙で滲む。