天国への階段 ―いじめ―





まりあは助けてはくれない。



たとえまりあが、私が生きていて嬉しいと思ったとしても、私は何なのだろう? 



まりあのために、生きるのだろうか。
辛いことも痛いことも苦しいことも耐えて、まりあのために生きるの?



わからない。



「海結、どうしたの」



モヤモヤとする心に、なぜか涙が流れた。