天国への階段 ―いじめ―




「ハエ食って死ね」
 


最後にハエの入ったシチューの皿を投げつけられる。
今度は顔でなく胸元にシチューがついた。



言葉の代わりに溢れるのは、やっぱり涙だった。
言い返したいのに、いつもその場になるとおびえて声が出せなくなる。
 




もう、本当に、嫌だよ……。