狼クン達のオリの中②【完】

部屋を出てからすぐ。



「玲ちゃん・・・」



カメラをぶら下げた痩せた小さい男の人が、玲ちゃんの前に立ちはだかり。



「いつ見てもかわいいねぇ。
ほら、僕に笑顔を見せて」



玲ちゃんの手首をつかむ。



「ゃっ・・・」



顔を背けてしゃがんだ玲ちゃん。



その上に、痩せた小さい男が抱きつくように覆いかぶさる。



「きゃあ!!」



突然のことにびっくりして固まっていたあたしも。



玲ちゃんの悲鳴で我に返り。



痩せた小さい男の襟首をつかんで、玲ちゃんから引き離す。



「玲ちゃんから離れなさい!!
この変態!!!」



めちゃくちゃ腕を振り回すと、痩せた小さな男の頬に一発が命中し。



痩せた小さな男は、頬を押さえて逃げていった。