狼クン達のオリの中②【完】

そして。



「そんなに、見たい?
オレの眼鏡はずした顔。
じゃあ、仕方がない。
ご要望にお応えしようかな?
君たち、ちょっとどいてくれる?」





女の子達の輪の中から


綾瀬涼が姿を現し


あたしの前で止まり


眼鏡をはずし、ポケットにしまう。







そして、女の子達を振り返り。


ニヤッと笑って、挑戦的な視線を投げつけ。





「由梨。
愛してるよ」


そう言って、あたしにキスをした。