「あーあ。
無理しちゃって。
会いたくて、たまらないくせに~」
薫は首を傾け、金色の髪をサラサラ揺らす。
「別にいーよ?
ボク、一人で、行くから」
切り捨てるように言って、
“やれやれ、素直じゃないなぁ”
とでも言うように首を横に振り、あたしの腕を離す。
くっ・・・
薫のやつ。
歯軋りするあたしの視界のすみ。
「じゃーねー♪」
ひらひら手を振る薫が映る。
無理しちゃって。
会いたくて、たまらないくせに~」
薫は首を傾け、金色の髪をサラサラ揺らす。
「別にいーよ?
ボク、一人で、行くから」
切り捨てるように言って、
“やれやれ、素直じゃないなぁ”
とでも言うように首を横に振り、あたしの腕を離す。
くっ・・・
薫のやつ。
歯軋りするあたしの視界のすみ。
「じゃーねー♪」
ひらひら手を振る薫が映る。

