狼クン達のオリの中②【完】

「な・・・な・・・
なによぉ?」



警戒するあたしに、



「涼兄。
帰ってくるよ?」



薫は机にひじをついたまま、



両手を可愛らしく頬にあて、



無邪気に、にぱっと微笑んで、



「一緒に迎えに行く?」



軽く唇を尖らせた。