「お姉ちゃん、今日はどう? 涼兄から、そろそろ、連絡あった?」 “綾瀬涼から電話がない! なんで?” もやもやした気分を抱えて学校から帰ると、 小悪魔・薫が、ニヤニヤあたしに近づき――… 「ボクには、あったよ~♪」 小憎たらしく、ケータイ電話を揺らす。