「ふぅ。 さっぱりした」 綾瀬涼の声が聞こえ、 白いバスローブに身を包んだ綾瀬涼が、姿をあらわす。 腰でゆるく結んだひもの上。 微妙にはだけたバスローブの胸元に、透明の色気が漂う。 「お待たせ」 あたしをからかうように言って、抱き寄せ、 あたしの髪に、顔を埋める。