ボーっと立ち尽くすあたしを見て、
「ご褒美」
足を組んでソファに座っていた綾瀬涼が、立ち上がる。
「これは、由梨への、ご褒美」
あたしの前まで来て、優しく笑う。
「え?
ご褒美って・・・?」
あたし、ご褒美もらえるようなこと、何もしてない。
キョトンとするあたしを可笑しそうに見下ろし、
「約束しただろ?
例えば、
由梨がテストで100点とったら、花束をプレゼントしてやるって」
綾瀬涼は、あたしの濡れた髪に、大きく咲いたバラの花をさした。
「ご褒美」
足を組んでソファに座っていた綾瀬涼が、立ち上がる。
「これは、由梨への、ご褒美」
あたしの前まで来て、優しく笑う。
「え?
ご褒美って・・・?」
あたし、ご褒美もらえるようなこと、何もしてない。
キョトンとするあたしを可笑しそうに見下ろし、
「約束しただろ?
例えば、
由梨がテストで100点とったら、花束をプレゼントしてやるって」
綾瀬涼は、あたしの濡れた髪に、大きく咲いたバラの花をさした。

