「はぁ?」
呆気にとられるあたしに向かって。
薫は。
再度、甘い囁きを口にする。
「しかも。
お姉ちゃんが泣いて頼むなら、抱いてあげてもいいよ?
なんなら、そこの木の陰で」
そう言って、あたしをキュッと抱き寄せた薫に。
「薫のばかっ!!!」
あたしは大声で叫んで、突き飛ばし。
とっくに鐘の鳴った教室に急いだ。
呆気にとられるあたしに向かって。
薫は。
再度、甘い囁きを口にする。
「しかも。
お姉ちゃんが泣いて頼むなら、抱いてあげてもいいよ?
なんなら、そこの木の陰で」
そう言って、あたしをキュッと抱き寄せた薫に。
「薫のばかっ!!!」
あたしは大声で叫んで、突き飛ばし。
とっくに鐘の鳴った教室に急いだ。

