真夜中に。 鳴り響く着信音に。 苛立ち、携帯電話を投げた玲王が、次の瞬間。 目の色を変えて、携帯電話に飛びつく。 「玲・・・」 青い顔で呟いて、見つめる先。 気になって、のぞきこむと。 “玲”・・・の文字と。 玲王にそっくりな、でも、もっと子供っぽい顔が笑っていた。