狼クン達のオリの中②【完】

「玲王・・。
あたし、やっぱり帰る・・・」




いくつも部屋を通り過ぎ。



玄関に向うあたしの耳に。





「ありがとう♪
涼くん、かっこいい♪」



「いやいや。
玲ちゃんが、普通じゃないだけでしょ」



「え~?」



「女の子でも。
これくらい軽く開けれるから」



「え~。
でも、玲できないし」



「じゃあ、いつもどうしてるわけ?」



「うーん。
飲まないっ」




楽しそうな声が聞こえてきて。