狼クン達のオリの中②【完】

「あれ?
お姉ちゃん。
反応がおかしくない?
もしかして・・・・」



薫の言葉に、背中がビクンとする。



「まさか・・・だよねぇ?」



薫はあたしの横にきて、面白そうに、口元を歪める。



「昨日は、涼兄の誕生日だったし?
お姉ちゃん、やっと彼女になれたし?」



薫は大きな目を半開きにして、あたしを横目で見る。



「まさか・・・だよねぇ?」



「う・・・」