「着替えに行こっ♪」




「はぁ?
ち・・・ちょっと!!
あたしは今、それどころじゃ・・・。
涼に謝る・・・。
痛っ・・・」



ぐちゃぐちゃのあたしの気持ちを、完全無視する玲ちゃんにグングン手を引かれ。



焦って、振り返りざまに、綾瀬涼の姿を探す。






謝りたいのに。


言い訳したいのに。


本当の気持ちを伝えたいのに。




たくさんの人達に囲まれ。


ドンドン遠くなる、綾瀬涼の背中。