「そうなれば。
綾瀬涼の周りには、たくさんかわいい女の子が集まるだろうし。
その中で。
由梨ちゃんを愛し続けられるのかな?」






天使の顔で、ジワジワあたしを追い詰める。







「そんな状況で。
抱いてください・・なんて。
由梨ちゃん、笑われるのが、オチかもね」




そう言って、あたしの肩を抱き――…







「でも、大丈夫。
ボクは、いつまでも由梨ちゃんのそばにいるから」








邪悪な悪魔の顔をのぞかせ、



優しくあたしの頭を撫でた。