最強彼氏と最強彼女

「おっあった。」




俺は水道の蛇口を勢いよくひねる。噴出した水をすばやく口の中に含む。




「ぷはーーー。生き返るわーー。」




「離して下さい。誰か助けてーーー。」




ん?何や?今助けを呼ぶ声がしたような・・・・




俺は声の聞こえた方を見た。そこでは、





「離して。」





腕を掴まれた女の子が必死に腕を振り解こうとしていた。