「今日も楽勝勝ちやな。」


上機嫌で話しかける和真に、


「当然だろ。」


しれっとした態度で答える要。


本当に楽勝勝ちだった。要って何か武術習ってたりするのかな?そもそもなんで闘いを挑まれてるんだろう?


いろんな事を考えている間に自分の世界に入り込んでしまったあたしは、


「さくらちゃん大丈夫だった?」


とあたしの心配をする修二の声で現実に返った。


「あっ、うん。大丈夫だよ。ねぇ、さっきから気になってるんだけど白夜って何?」


ずっと疑問に思っていた事を口にした。