「身体拭くよ」 リクが部屋に入ってきた。 「別にいいよ」 なんで知らない奴に。 「エロい目的じゃないし。別に」 「どうだか」 私が眉をひそめると、 リクは頭を掻きながら遠くを見る。 「でも人質には言うこと聞いてもらうよ」 リクは濡れたタオルを床に置き、 私の傍に座りこむ。