何度目かにリクが私を訪れたとき、 変化があった。 「少し、食べて」 あれ以来、初めてリク以外の人間が私に話しかけてきた。 『クルマ』と呼ばれていた男だ。 なぜかよくさまざまな車種名を唱えている。 青い顔をして、ガタガタ震えながら。