「英語話せないけど」 「英語圏とは限らないじゃん。でも俺はペラペラだから大丈夫」 「意外」 「いやん。失礼な!」 「人は、どういう状況でも生きていけるんだよ。やる気になれば」 その言葉に妙に納得してしまう。リクを見てると。 「だからマイが生きていきたいと強く願うなら、俺の言葉に頷いてほしい」 「もう自分を傷つける真似はしない」 私は首を一つこくりと下げた。 ゆっくりと。 願いを込めて。 この一つの頷きは祈ることと似ていた。