「そして両親をなくした俺も、マイと同じ施設に行くことになった。そう。伯父の知り合いの施設にな。 なぜなら、伯父にとって両親と一緒に俺が乗っていなかったのは大誤算だったからだ」 リクもあの施設に・・・・・・。 うっすらと記憶が蘇ってくる。 「事故直後、俺の家にきた伯父はえらく狼狽していたよ。そして、『おまえの両親は死んだ。だから施設に行け』と」 リクは拳を握りしめる。 私は繋いだ手の指で、リクの手の甲を撫でる。 宥めるように。慈しむように。