白球追いかけて

 瞬間、夏の花火大会を思い出した。ケメにシータのアドレスを教えた光景がふと思い浮かぶ。あのときの不安感。ケメの携帯電話の中にシータのアドレスが赤外線で送られていく。あのときの気持ちこそ、ココロのキズじゃなかったか。